Google「AIによる概要/AI Overview」やYahoo!「Yahoo!AI」によるゼロクリック問題や影響を受けにくいクエリとは?

検索結果はAIに奪われてwebサイトに来てもらえなくなるのか?

2024年、2025年からGoogle検索においては2025年5月からから検索画面のタブを切り替えて使う事ができるAIモードや2024年8月からウェブから情報を収集、要約した内容を検索結果の上部に自動生成してくれるAIによる概要(AI Overview)といった機能が使える様になりました。
同様にYahoo!においてはAIアシスタントとYahoo!AIが機能として使える様になりました。

webサイトを運用している事業者にとっては、このAIによる回答にトラフィックを奪われるのではないかと不安に思っている方たちも少なくありません。

Googleの「AIによる概要」やYahoo!の「Yahoo!AI」によって自然検索結果に表示されるwebサイトをみに行かず「AIによる概要」や「Yahoo!AI」だけで完結させてしまう検索ユーザーを想定したゼロクリック問題をwebサイトを運用している事業者の多くは危惧しているのではないでしょうか?

また現在の利用者は多くないもののGoogle検索画面にAIモードタブやYahoo!検索のAIアシスタントができたのでその利用者が増えてwebサイトを見てもらえなくなるのではないか?といった不安の声もあがっています。

この「AIモード」は「AIによる概要」のほかにその引用したと思われるwebサイトのリンクが表示されるのでより詳細のページを確認する事ができます。

こういった機能があれば「検索」は必要なくAIモードでAIに聞けば完結するとお考えの人たちもいると思われますが、この様なAIモードタブについては、通常のGoogle検索等に慣れているユーザーにとってあえてこのモードに切り替えて検索するのでしょうか?と言った疑問も残ります。

とは言うものの、Z世代やα世代、それより後に生まれてくる世代はAIモードタブをメインで使う可能性も考えられるので世代間で検索利用が変わってくるかもしれません。

Google「AIによる概要」やYahoo!「Yahoo!AI」に影響受けるクエリ

このAIによって影響がでるwebサイトとそうでないwebサイトに別れることは想定できます。

①例えばインフォメーショナル(Know)クエリ=情報系クリエです。
インフォメーショナル(Know)クエリの多くは検索結果の上部に「AIの概要」が表示されるのでそれで完結する検索ユーザーも多いと思われるので特に影響が出る事は考えられます。

②なにか行動をおこしたい表れのトランザクショナル(DoやBuy)クエリはキーワード自体が広告出稿のレッドオーシャンになっている事が多いので、このクエリは「AIによる概要」の前後に広告が表示される可能性が非常に高いので広告と競合になってくることも安易に考えられます。

Google「AIによる概要」やYahoo!「Yahoo!AI」に影響を受けないクエリ

指名検索ワードやサイト名や商品、サービス等のナビゲーショナル(Go)クエリはAIに奪われにくいと言えるので指名検索を伸ばしていく必要があります。

企業名や商品名、サービス名などが一般的に知られていないと検索市場では負けてしまう可能性が非常に高くなると言えます。

日本国民の可処分時間に使われているマス化したとも言えるSNSを利用してブランドや商品、サービスを認知してもらえる施策が更に必要となってきます。

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