SNS・ソーシャルメディアマーケティングで初期設計からアカウント運用のはじめ方を解説

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ここ数年で日本でもソーシャルメディア・SNSを活用する企業は急激に増えました。
PRや広報、マーケティングを積極的に取り組んでいる企業はもちろん、何となく活用している企業も増えました。

テレビをはじめとしたマスメディアがソーシャルメディア・SNSから情報を収集し、時には一般ユーザーのバズった投稿を紹介するぐらいですからソーシャルメディア・SNSが欠かせないメディアである事や個人の情報発信の影響力の強さが分かります。

ユーザー利用も企業やブランドの活用も多いソーシャルメディア・SNSですが、これからPRや広報、マーケティングに取り組もうとお考えの方でどの様にソーシャルメディア・SNSをマーケティングとして実施して良いか?分からないと言った方も多いのではないでしょうか。

SNS・ソーシャルメディアマーケティングでアカウント運用のはじめ方をご紹介します。

目次

SNS・ソーシャルメディアマーケティングをスタートするまでの流れ

X(Twitter)やInstagram、TikTokなどで競合や同業種系アカウントを調査

最初にやるべきは調査です。
X(Twitter)やInstagram、TikTokなどの各媒体で競合企業や同業種系のアカウントを探してどんな反応を得られているか調査します。

例えばinstagramで同ジャンルで検索して1万フォロワー以上のアカウントまたは競合や同ジャンルアカウントを5つ程度抜粋して、それらのアカウントの投稿は良い反応をもらえているかを確認してinstagram上でポテンシャルのあるジャンルかを判断します。

そうしたアカウントを探してもフォロワー数が少ない、反応が良くない様であれば、そのジャンルはinstagram上でそもそもポテンシャルがないか、または投稿コンテンツの質が良くないかを疑ってみます。
その場合、自分がユーザーの立場に立ってニーズやウォンツを意識して魅力的なコンテンツであるかを精査して判断してみると良いでしょう。

もしジャンル的にポテンシャルがないと判断した場合はアカウント運用に時間や労力を費やすよりも素直にSNS広告を回した方が効率的です。ただし自分たちが楽しんで取り組むことが何よりも大切ですから損得勘定なしでアカウント運用することも間違いではありません。

アカウント・プロフィール設計・設定

X(Twitter)やInstagram、TikTokなどのSNSではブランドの世界観や一貫性のある投稿が重要です。
アカウントの投稿内容をブレさせずに誰にどんな価値を提供するかを設定して一貫性を持った運用を行います。

アカウント運用は分析など行い状況に応じて軌道修正していくことが一般的なので勘でやってしまう事は避けつつ、最初は余り深く考えずに競合を参考に誰にどんな価値を提供するか「投稿コンテンツの一貫性」だけ決めて始めても良いと思います。

最初にやるべき事は上手くいっている同ジャンルアカウントを5つ以上見つけて傾向分析をします。
分析方法は以下です。

それぞれのアカウントの投稿の平均「いいね数」を出します。その平均「いいね数」よりも上をいっている投稿を洗い出してその投稿にあるキャッチコピーやキーワード、投稿のデザインなんかを参考に自分の言葉に置き換えた投稿を30以上作成して約1か月程度は毎日または2日に1度は投稿できる様に準備しておきます。

その中から反応の良い投稿と反応の悪い投稿に分かれてくるので反応の良い投稿を纏めてそれらの傾向を見つけます。
またその結果はアカウントに求められている方向性である事を認識すると成功法へ近づけられると思います。

ここで注意したい点はインプレッション数、エンゲージメント数、リーチ数、いいね数、保存数などのエンゲージメント数に左右されてしまいコンセプトがブレてしまう事です。

設計したコンセプトがブレてしまうと、せっかくフォローしてくれたユーザーがフォロー解除したり、投稿を見てくれなくなりアカウント運用の失敗パターンに陥ってしまいます。

もし投稿内容の方向性を変えたいのであれば、コンセプトを改めて設計しなおすことをお勧めします。

アカウント設計方法

①調査
商品を使っている顧客の声やSNS上にあるUGC(クチコミ)、ECサイトにあるレビュー、Yahoo知恵袋などで悩み、課題、市場のニーズなどの顧客の声を調査します。また競合がwebサイトやSNSを使ってどの様な訴求をしているか調査します。

②商品の持つメリット(機能的価値や感情的価値)とベネフィット(機能的価値や感情的価値によっておこる顧客の利益)から価値提供(顧客へ提供できる真の価値)を考えます。

③ペルソナの設定
メリット(機能的価値や感情的価値)とベネフィット(提供価値)を求める架空の人物像を設定(ペルソナ)して考え方や行動を設定します。

④インサイトを考える
インサイトとは「物事の本質を見抜くこと」「洞察」です。マーケティングにおいては消費者の無意識な購買行動の根底にある切っ掛けを消費者インサイトと言います。③で設定したペルソナを基に架空の人物の本質を考えます。

➄コンセプトを考えます。
これまで考えてきたことを軸に誰にどんな価値を提供するか?を設定します。

プロフィール設定方法

※ここから先はインスタグラムを例にしています
アイコン、名前、プロフィール内容や、投稿コンテンツはプロフィールページを見てくれたユーザーにとってフォローするかの判断材料になります。これはX(twitter)、TikTokなども同様です。

プロフィールアイコン

プロフィールページを開いたときのファーストインプレッションで一番目に入るのがアイコンです。

多くのユーザーはアイコンで〇〇〇のアカウントの人と認知する傾向があるのでシンプル、見やすい、覚えやいなどの視認性を意識してアイコンを作成すると良いでしょう。複数の物や色が写り込んでいる情報量の多いアイコンは覚えてもらいずらいのでお勧めしません。

ここでも成功している同業種アカウントのアイコンを調査して傾向を参考にすると良いです。ただし差別化が必要なので完全に真似をするのではなく成功しているアカウントのアイコンの傾向を分析して活かす様にしましょう。

例えば成功しているアカウントは背景色が白でメインは黒のキャラクターになっている、必ず数字が入っているなど傾向があるハズです。そうした規則的な点を見つけて活かしましょう。

名前とユーザーネーム

次に目が行く所は名前またはユーザーネームです。

基本的に覚えやすい名前と情報発信するジャンルが伝わる様な文言をセットに作成することを推奨しています。
プロフィールページを見てくれたユーザーにどんなアカウントなのか一瞬で伝わる様な名前+ジャンルが伝わる文言を作成します。

特に企業名やブランド名、商品名が認知されていないのであればジャンルが伝わる文言をプラスした名前があると分かりやすいと思います。

ユーザーネームでアカウントを覚えているユーザーもいるのでここにも長すぎず分かりやすいユーザーネームを作成すると良いです。

プロフィール文

長い文章はほとんど見てくれないので出来るだけ短くこのアカウントは何か、どんな情報や価値を提供してくれるのかが伝わるプロフィール文を作成します。

ここでも成功している競合や同業種アカウントのプロフィール文を調査して参考にすると良いです。

投稿コンテンツ

プロフィールページを見てくれたユーザーはアイコンや名前の次に必ず投稿コンテンツを見てまたこのアカウントの投稿を見たいか、自分にとって興味やメリットがあるかを瞬時に判断してフォローするか決定します。

ここで重要な事は投稿コンテンツに一貫性を持たせる事です。
アカウント設計で決めたブランドや商品の持つメリット(機能的価値や感情的価値)とベネフィット(機能的価値や感情的価値によっておこる顧客の利益)から価値提供(顧客へ提供できる真の価値)を決定しそこからブレないコンテンツを投稿していきます。

もしも投稿コンテンツの方向性を変えたい、ブレてきたと感じた時はブランドや商品の持つメリット(機能的価値や感情的価値)とベネフィット(機能的価値や感情的価値によっておこる顧客の利益)から価値提供(顧客へ提供できる真の価値)を再度見直してみるると良いでしょう。

最初は最低限15~30投稿分の投稿コンテンツを用意しておきましょう

プロフィールページの投稿のスペースを見てもらうと分かりますが、15~30投稿以上あった方が見栄えは良いです。

アカウント運用を開始して毎日投稿コンテンツを考えて作成することが負担になってしまう方もいるので、アカウントを作る前にどんなコンテンツを投稿するか事前に30投稿分を決めておいた方が気持ち的に楽です。

アカウント運用は分析を繰り返し行い成功法を見つけ出す事が重要です。
最初から完璧にやろうと考えず順序立ててマーケティング活動を行うことをお勧めします。

SNS・ソーシャルメディアが一般的に普及して利用者数も多いので、アカウント運用をゼロから考えるよりもすでに成功しているアカウントの持つ傾向を見つけて参考にしながら自社ブランドや商品のメリットやベネフィット、ブランドとして発信したいことなどを当てはめた方が効率的です。

戦略設計・アカウント運用・クチコミ創出まで我々にお任せ下さい!

ソーシャルメディア・SNSマーケティングで企業の目的を達成するならクチコミ創出、媒体特性やアルゴリズムを理解した上でのアカウント運用、ユーザーのニーズやジョブを解決するコンテンツ提供、フォロワーとのコミュニケーションが重要です。これらの基盤はアカウント設計と言っても過言ではありません。

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