コンテンツマーケティングとソーシャルメディアマーケティング・SNSマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは
対象となる顧客に良質なコンテンツ(商品やサービス、ブランド、また商品やブランドと関連した価値のある情報)を提供することによって信頼を獲得できて結果的に商品購入してもらうための施策です。
マーケティング戦略であるコンテンツマーケティングと言う総称にトリプルメディアと言う3つの手法があります。
ペイドメディア : テレビ、雑誌、新聞、交通広告、web広告などお金を払って掲載してもらう広告施策
オウンドメディア : 企業が運用するwebサイト、メルマガ、ブログ、SNSアカウント、動画やライブ配信チャンネルなど自社でコントロールできるメディアを活用した施策
アーンドメディア : twitterやinstagram、facebook、tiktok、LINEなどのSNSやDMのクチコミ、ECサイト、グルメ、旅行サイトなどのレビューなどのプラットフォームを利用してユーザーが自ら情報発信してくれるクチコミ施策
コンテンツマーケティングと混合しがちなコンテンツSEO
コンテンツマーケティングとコンテンツSEOを混合して捉えている方も多いと思いますが別物と考えた方が良いです。
コンテンツSEOとは :
Yahoo!やGoogleなどの検索サイトを利用する顕在層をターゲットに商品やブランドに関連した有益な情報をwebサイトやブログなどで提供することによって検索の上位表示と流入を増やすための施策です。
ソーシャルメディア・SNSマーケティングとは
ソーシャルメディアマーケティングとは :
リアルやtwitter、instagram、tiktok、facebook、クチコミサイト、ブログやECサイト、グルメサイトのレビューなどのプラットフォームを利用して誰もが1メディアとして情報発信できることから、1メディアである人に商品やサービス、ブランドのことを取り上げてもらうための広報・マーケティング活動
SNSマーケティング :
Twitter、Instagram、Facebook、tiktokなどのネットワークサービスを利用しているユーザーの行動やプラットフォームの特性を考えながら情報を広げてもらうための広報・マーケティング活動行動やプラットフォームの特性を考えながら情報を広げてもらうための活動
ソーシャルメディアマーケティング・SNSマーケティングとは
コンテンツマーケティングと言う総称の中にあるオウンドメディア、アーンドメディアを活用した施策です。
twitterやinstagram、tiktokなどにアカウントを持って運用することだけではなく商品やブランドを体験したユーザーによるクチコミを活かしたマーケティング施策の1つです。
SNS企業アカウント運用=フォロワー数に依存してしまいがち
一般的にSNSマーケティングと言うとフォロワーをより多く獲得して、企業アカウントが投稿するコンテンツを見てもらい、認知やいいね、コメント、シェアをもらうことを思い浮かべると思います。
この場合、企業アカウントが主体となった1対nの情報発信になるためフォロワーの数に依存してしまいます。
フォロワーをより多く獲得して投稿コンテンツを見てもらうと言う考えは間違いではありませんし、否定もしません。
ただし、いつの間にかフォロワーを獲得することが目的になってSNSを活用してしまいがちです。
SNSの活用目的は様々だと思いますが、認知を広げて売上を伸ばす事が本来の活用目的ではないでしょうか。
売上のあげるためのソーシャルメディア・SNSマーケティング活用
SNSを利用するユーザーの目的の多くは、友達とのコミュニケーションや情報収集です。
つまり、SNS上では企業アカウントが主体ではなく、ユーザーが主体である事が分かります。
ユーザーが主体となった友達との交流の中に、自然な形で商品やブランドのことがタイムラインやフィードに言及されていたらいかがでしょうか?特に友達が言及した投稿は目に留まりやすく会話が発生しやすいので、商品やブランドが多くの人たちへ認知されやすくなります。
つまり企業が一番やるべきことは、商品やブランドの事をSNSにクチコミしてもらいそれを広げてもらう事です。
クチコミ/UGCが重要な理由
クチコミ=UGC とは : User Generated Contentsの略でユーザー自身が生成したコンテンツです。
信頼性が高く認知されやすい :
情報過多の現代において毎日大量の情報をSNSのフィードやタイムラインで目にしています。
そうした大量の情報は記憶から即消えていきます。
しかし友達の言及したクチコミ/UGCは信頼性も高く記憶に残りやすく認知されやすい傾向があります。
認知から購買までの態度変容がおこりやすい :
友達や趣味趣向で繋がる知り合いのクチコミ/UGCは目に留まりやすく信頼性も高いので認知されやすく、気になるものであれば購買まで一気通貫したり、SNS検索をして更に情報を得たり、ブランドアカウントをフォローしたり、Yahoo!やGoogle検索で指名検索をして公式webサイトやECサイトを閲覧して購買したり、そうした態度変容がおこりやすい傾向があります。
実際にクチコミの数が増えると指名検索数もあがり、購買数もあがるデータは弊社に限らず、他のソーシャルメディア・SNSマーケティング支援をしている事業会社さんも体感されていることだと思います。
会話やシェアされやすい :
友達や趣味趣向で繋がる知り合い同士では会話が発生しやすくいいねやシェアされやすい傾向があります。
そのためより多くの人たちへ情報が届きやすくなります。
クチコミ創出が鍵となるソーシャルメディアマーケティングはコンテンツマーケティングの中の1つアーンドメディア施策と言えます。
クチコミ・UGCの分析
クチコミ・UGC創出は微増であっても継続的に積層していくことに意味があります。
例えばインフルエンサーなど起用して一時的にバズがおきたとしても数日後には通常の数に戻る傾向があるので、一過性のバズは所詮一過性でしかないと言う事が言えます。
クチコミ・UGCの分析は
どの様な内容を言及してくれているか?
どんなタイミングにUGC創出されているか?
どんな文脈でUGC創出されているか?
どの様な価値をクチコミしているか?
など
分析からクチコミ・UGCされやすい傾向を把握すると、UGC創出の仕組みづくり、企画やCP立案する際に役立てられます。

商品自体を良質にすれば自然とクチコミが創出される/顧客ニーズを把握しよう
商品やサービス自体が良ければ自然とクチコミはされやすいですが、逆を言うと商品やサービスが良くなければクチコミは出ません。
企業として第一にやらなければならないことは顧客の声を拾い、商品やサービスの見直し、改善をできるだけやっていくことです。
商品サービスの改善
①アンケートやインタビューから顧客の声を取得
②ファンを集めて商品やサービスについて座談会/意見交換会などのファンコミュニケーション会を開く
③ECサイトや比較サイトなどにあるユーザーレビューを知る
④TwitterやInstagramなどのSNS上でエゴサーチを行いユーザーのクチコミ/UGCから顧客ニーズを知る
SNS企業アカウント運用でやるべきこと
twitterやinstagram、tiktokなどで企業アカウントを運用する場合どうしても1対nの関係性で情報発信をする事になります。
先に書いた通り、フォロワーの数に依存します。
しかしユーザーのSNSの利用目的に情報収集があります。
twitterやinstagram、tiktokなどにストックされた投稿コンテンツから情報収集する行動があります。
つまり、ユーザーが求めている有益な情報をオウンドメディアとしてSNS上に投稿していれば、見つけてもらえる可能性があると言う事です。
Yahoo!やGoogleで情報検索している事と同じ事が、SNSで行っていると言う事が言えます。
またSNSで情報収集するユーザーの態度変容を考えてみると、自分に合った情報コンテンツを見つけた場合、その投稿をしたアカウントへ信頼が高まります。
その結果、フォロワーになってくれて、いいねやコメント、シェアなどエンゲージメントに貢献してくれる質の高さも期待できると思われます。
企業アカウントの投稿コンテンツでありがちな、広告的な商品やブランドのPRや紹介だけではなく、商品やブランドに関連したユーザーが知りたい有益な情報等(How toや悩み、課題解決など)を提供するオウンドメディア施策が最適です。
またフォローしてくれたユーザーや投稿コンテンツにエンゲージメントしてくれたユーザーとのコミュニケシーョンを取る事で企業アカウントの好感度もあがることでしょう。
SNSマーケティングはコンテンツマーケティングの1つであるオウンドメディア施策と言えます。