ソーシャルメディアマーケティング・SNSマーケティングにおける課題
TwitterやInstagram、TikTok、LINE、Pinterestなど、SNSをPRやマーケティング活用する企業が増えているので、運用やマーケティングに関連したご相談をいただく機会が増えています。
多くの方が「フォロワー獲得」や「いいね数」を課題に持たれている様ですが、実際に「フォロワー数」や「いいね数」が増えていくと売上に繋がっているのでしょうか?と言った問いをすると「分からない」と返答される方がほとんどです。
「フォロワー獲得」や「いいね」などのエンゲージメントはソーシャルメディア・SNSマーケティングの活動の指標として上司に報告できるもっともシンプル、かつ分かりやすい指標だと思います。
営業活動している中で「いいねをしてもらえて何かおきるんですか?」と言った質問をされる方も一定数いらっしゃいます。
ソーシャルメディア・SNSマーケティングをやられている方の中で、多数の方がこうした疑問を感じている事だと思います。
「いいね数」や「フォロワー数」を重要指標にされること自体、否定はしませんが”売上“を目的とした場合、適切な指標ではないことは明確です。
この目的や目標とされる指標に関してはソーシャルメディア・SNSマーケティングをやる上で一番悩ましい課題だと思います。
SNSを利用しているユーザーの利用用途を理解して本質を知る
SNSを利用しているユーザーの利用用途は主に友達や趣味趣向の合うユーザーとのコミュニケーションや情報収集です。

皆さんがプライベートで利用しているSNSではきっと友達とのコミュニケーションが主な利用用途ではないでしょうか。
SNS上では毎日タイムラインやフィードに大量の情報が流れてきては認知して時間と共に忘れてを繰り返しています。
時間経過と共に認知した情報は忘れやすいことは確かですが、友達の投稿は目に留まりやすくないでしょうか?
友達や趣味趣向で繋がる好意的な知り合いの情報は、目に留まやすく認知から態度変容をおこす影響力を持っていてることが分かります。
こうした単純なユーザ心理や行動が分かると企業はどの様にソーシャルメディア・SNSを活用すれば良いか?何となく分かってくると思います。
ソーシャルメディア・SNSマーケティングで売上をあげるための考え方とやるべきこと
友達や趣味趣向の合う知り合いとの交流の中に自然な形で商品やサービスのことが投稿されていたら違和感なく投稿が目に留まりやすいとお伝えしました。
つまりクチコミが投稿されれば商品やブランドのことを認知してもらいやすいと言う事になります。
※クチコミ=UGC(User Generated Contentsの略でユーザーが自ら生成したコンテンツです)

※上の図にある濃いオレンジはYES、薄いオレンジはNOで出典を参照して弊社で作図した物になります
例えばあるお店で食べたコース料理、お気に入りの洋服を購入、旅行先のホテルの部屋、オススメの本を紹介など、こうした商品のUGCは毎日の様に様々な人たちから投稿されています。
こうした投稿ってSNS上でよく目にしますよね?
そしてそれを目にした後に興味がわいてTwitterやInstagramなどで商品名やブランド名で検索してフォローしたり、他のユーザーが言及している情報を調べたり、またはYahoo!やGoogleで商品名やブランド名で検索してwebサイトやECサイト、グルメサイトなど見に行ったり、商品購入したり実際に店舗へ行ったりしませんか?
こうしてSNSで繋がる友達が起点となったUGCによって態度変容が起きていることを自らも実感し、SNSで物が売れることが分かると思います。
ソーシャルメディア・SNSやるべきことはUGCを創出してもらうです。

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