SNS検索が増えた理由
若い世代の多くはinstagramやtwitter、TikTokなどのSNSを単なる友達とのコミュニケーションツール以外に情報検索ツールとして上手く活用しています。
飲食店などのお店探しや旅行スポット、ファッション、ネイル、化粧品、髪型などをYahoo!やGoogle検索ではなくinstagramやtwitter、tiktokから情報を得たりしています。
こうした背景にはSNS上にあがっているリアリティのあるクチコミが大きく関与していることが分かります。

instagram検索
instagramではアカウント検索、ハッシュタグ、スポット検索などができます。
アカウント検索ではinstagram上に存在するアカウントが検索できます。
ハッシュタグ検索ではYahoo!やGoogle検索の様にスペースをあけた複合キーワード(例:新宿 お寿司など)の検索は使えないものの、投稿されたコンテンツのキャプションにつけられた単1ワードまたは「例)新宿お寿司」の様にキーワードとキーワードを引っ付けたハッシュタグ検索ができます。
スポット検索では投稿と一緒に追加された場所や登録されている店舗や地名などを一般名詞や地名を入力して探せます。
表示された検索結果のほとんどは一般ユーザーのUGCなので信頼性が高く、リアリティのある店舗や地名などの情報が得られます。
instagram スポット検索結果画面※検索例:軽井沢

instagram検索の使いかたの事例
使い方の事例を幾つか紹介します。
例えば旅行へ行く際に気温は分かっても実際に気温を体感出来ないため、旅行で持っていく洋服を考える際に旅行先の地名などで検索して写真に写っている人の服装をみて半袖、長袖を持っていくかの判断材料として利用したり、出先の場所の混雑状況を確認したり、お店選びや人へのプレゼント選びも投稿されているコンテンツから考えたり、Yahoo!やGoogle検索では企業側の美化した情報で信用ができないと思う人たちが賢い発想で上手く活用しています。
またinstagramはこれからハッシュタグ検索だけではなくYahoo!やGoogleで当たり前にできる複合検索もできるようにテストをしているそうなので今後、instagram SEOを考えていかないといけなくなるかもしれません。
SNS検索とYahoo!やGoogle検索は使い分けて利用
SNS検索が利用される頻度は高くなったとは言え、Yahoo!やGoogleの検索を使用しないわけではなく用途に合わせて使い分けています。
例えばtwitterやinstagramのタイムライン、フィードに流れて来る投稿で興味が出てきたときに商品やお店、ブランド名を認知してYahooやGoogleで指名検索をするといった行動が発生します。
以下の購買行動プロセスにある様に、その過程で興味関心を持つと2通りの検索行動がおきる傾向があります。

SNS内検索で指名検索
1つはSNS検索で指名検索
twitterやinstagram内で商品名、サービス名、ブランド名で検索してブランドアカウントを探してアカウントページを閲覧、アカウントページにあるリンク先のwebサイトを見にいったり、公式アカウントをフォローしたり、その他の一般ユーザーが言及しているクチコミ投稿をみたり様々な行動がおきています。
Yahoo!やGoogleで指名検索
2つ目はYahoo!やGoogleで指名検索
これは強い興味関心の表れで、公式webサイトやECサイトで購買検討したり、店舗情報を見て店舗へ行く予定を立てたり、何かしらのアクションに期待がもてる表れと言えます。