質のいいフォロワーとは
SNSで企業アカウントを運用しているといつの間にかフォロワー獲得が目標になっていたりします。
フォロワーの数にこだわってしまい闇雲にフォロワーを増やしている企業担当者の方も多い様ですが、数だけ増やしても余り意味はありません。
そんな時に一旦振り返ってほしいのですが企業アカウントを運用する目的は何でしょうか?
多くの企業の担当の方が「売上」と答えると思います。
フォロワーの数が増えれば売上があがるのかと言うとそうではないことは皆さんご承知の通りです。
「売上」のためにフォロワーの数を追うのではなく、フォロワーの数を追うのであれば質の良いフォロワーを獲得する事に注力されることをお勧めします。
「質の良いフォロワー」とはSNS上で企業アカウントになにかしらの貢献をしてくれるフォロワーの事です。
定期的に商品やブランドのUGCを創出してくれたり、企業アカウントの投稿に「いいね」や「シェア」などしてくれるフォロワーを質の良いフォロワーと言います。
フォロワーになってくれるまでのユーザー行動を考えてみましょう
フォロワーになってくれるまでのプロセスは考えれば幾らでも思いつきますが、以下に幾つかのパターンを記載します。
①商品の利用者でtwitterやinstagram、tiktokにアカウントがあるか検索してフォロワーになった
②instagramのハッシュタグ検索やオススメから興味を持ちプロフィールや投稿内容を見てまた見てみたいと思いフォロワーになった
③繋がりのある友達がtwitterのタイムラインやinstagramのフィードやストーリーズでシェアした投稿をみて興味を持ちプロフィールや投稿内容を見てまた見てみたいと思いフォロワーになった
④instagramの発見タブに表示された投稿コンテンツに興味を持ちアカウントページにある投稿一覧を見たら自分が興味のある投稿が多かったのでフォロワーになった
など様々なユーザー行動が考えられます。
いずれにしても企業アカウントページのプロフィール内容や投稿内容を確認して、また見たいと思ってもらえるかがポイントになります。
twitterやinstagramなどでフォロワーになってもらうための基本
フォローしてくれる人たちの多くはプロフィールページを見てフォローするか判断します。
そうしたことを踏まえるとプロフィールページは最も重要になります。
①プロフィールをしっかり書くこと
ビジネス目的は控えめどの様な情報を発信しているか、また見てくれたあなたにとって有益な情報を発信しているかを説明する
②プロフィール写真はブランディングも兼ねているのでブランドのロゴなど印象づけられる様に分かりやすくする
③ブランドメッセージを決めて一貫性を持たせる
投稿内容に一貫性を持たせる(トーン&マナー)
企業アカウントのコンセプト設定
SNSで企業アカウントを運用する際にtwitterやinstagramでどうしたいのか?
明確に決めてそれに対してどういうコンテンツをフォロワーへ提供するか?明確な設定をすることが重要です。
コンセプトやブランドメッセージを疎かにしてコンテンツ投稿することは避けて、プロフィールページへ来てくれたユーザーが何を期待してアカウントページを見に来てくれたのか?なぜフォローしてくれたのか?どの様なことが知りたくてフォローしてくれたのか?など考えてプロフィールページや紹介文、投稿コンテンツを作成して運用していくことが重要です。
instagramでブランドアカウントを運用している実例
例)スポーツ系アパレル”CRONOS“、クリスタルのラグジュアリーブランド”Baccarat“、埼玉県比企郡にある”ときたまひみつきちコモリバ“のinstagramアカウントページをご紹介します。※弊社でお取引させていただいているクライアントさんではありません

CRONOSはアスリートに着せ込みをしたイメージビジュアルの世界観で統一、Baccaratは様々なシーンに高級感のあるクリスタルガラス製品を綺麗に魅せたブランドの世界観で統一、コモリバはでグランピングで実際に体験できる宿泊、BBQ、キャンプシーンなどの想像力をかきたてるビジュアルで統一されています。
CRONOSのプロフィールは各店舗のインスタアカウントへのリンクを設定しているだけで余計な事は一切書かない仕様、Baccaratもブランドの紹介文はなく顧客と少し遠い存在的な世界観を作っていると思われます。
コモリバは施設のテーマやウリとなることを簡潔にしたプロフィールで分かりやすく誰が見ても伝わる内容を書かれていると思います。
企業アカウントにとって質のいいフォロワーの見分け方
UGCをあげてくれているユーザー
フォローしてくれたユーザーのプロフィールや投稿内容、フォローしているユーザーを確認して企業アカウントのビジネスと関連性があるユーザーか確認
フォロー&フォロワー数がそれほど多くない数で繋がっているアカウント
投稿数が多いユーザー※twitterだとRTしてくれやすい
こうしたフォロワーを獲得することにより、情報拡散してくれたり、企業アカウントの投稿に協力的な反応をとってくれたりする傾向があります。
まずは良質な投稿コンテンツを提供してアカウントページを見てもらう
アカウントページを見てもらうためには投稿コンテンツがユーザーに響くものであったか?が重要です。つまりコンテンツが重要という事です。
「フォロワーになってくれるまでのユーザー行動を考えてみましょう」でも書きましたが、何かしらの切っ掛けで発見タブやおすすめから投稿コンテンツをみてくれてアカウントページまで来てくれることがほとんどです。
SNS内で情報を探しているユーザーはキーワード検索かハッシュタグ検索なので、ニーズにあるコンテンツの提供をしていれば見つけて興味を持ってくれる可能性があります。
